名刺データの個人情報保護|発注時に守るべきセキュリティ対策
「名刺のデータ、Excelで管理してメールで送ってるけど大丈夫かな……」——そんな不安を感じたことはありませんか?名刺に記載される情報はすべて個人情報です。管理の甘さが、思わぬセキュリティリスクにつながる可能性があります。
本記事では、名刺発注に含まれる個人情報のリスクと、安全な名刺発注を実現するためのセキュリティ対策について解説します。
名刺データは「個人情報の塊」である

名刺に記載される情報を改めて整理してみましょう。氏名、役職、部署名、会社住所、電話番号(代表・直通・携帯)、メールアドレス——これらはすべて個人情報保護法における「個人情報」に該当します。
| 名刺の記載項目 | 個人情報としてのリスク |
|---|---|
| 氏名 | 個人の特定に直結する基本情報 |
| 携帯電話番号 | 個人への直接連絡が可能、なりすまし等に悪用されるリスク |
| メールアドレス | フィッシング攻撃・スパムの標的になり得る |
| 部署・役職 | 組織構成の把握に利用される可能性 |
| 会社住所 | 個人の勤務先情報として悪用されるリスク |
名刺発注では、全従業員分のこれらの情報を一括で取り扱います。つまり、名刺発注データは「従業員名簿」に近い機密情報です。にもかかわらず、多くの企業では名刺データの管理がセキュリティの観点から十分に検討されていません。
よくあるセキュリティリスク|あなたの会社は大丈夫?

名刺発注の現場で実際によく見られるセキュリティリスクを確認してみましょう。
リスク1: メール添付のExcel管理
名刺の発注情報をExcelファイルにまとめ、印刷会社にメール添付で送付する——これは最も一般的な発注方法であると同時に、最もリスクの高い方法です。Excelファイルにはパスワードをかけていない、または簡単なパスワードしか設定していないケースが大半です。メールの誤送信や、添付ファイルの転送によって、全従業員の個人情報が流出する危険性があります。
リスク2: USBメモリやチャットでのデータ受け渡し
デザインデータや発注リストをUSBメモリで持ち運んだり、社内チャットで共有したりするケースも少なくありません。USBメモリの紛失、チャットログの第三者閲覧、退職者のアカウントからのデータ流出など、複数の経路でリスクが発生します。
リスク3: 退職者・異動者のデータ放置
退職した社員や異動した社員の名刺データが、印刷会社やローカルPCに残ったままになっているケースがあります。不要になった個人情報を適切に削除しなければ、個人情報保護法上の問題になり得ます。
リスク4: 発注権限の未整備
誰でも名刺を発注できる状態になっていると、承認なしに個人情報が外部に送信されることになります。また、架空の名刺や不正な内容の名刺が作成されるリスクもあります。名刺発注の属人化の問題については「名刺発注の属人化を解消する方法」でも詳しく解説しています。
安全な名刺発注のためのセキュリティ対策
名刺発注プロセスをセキュリティの観点から強化するには、以下の対策が有効です。
| 対策 | 内容 | 効果 |
|---|---|---|
| アクセス制御 | 名刺データへのアクセス権限を必要最小限に制限 | 不正アクセス・情報漏えい防止 |
| 通信の暗号化 | SSL/TLS暗号化によるデータ送受信 | 通信経路上の盗聴防止 |
| 承認フロー | 上長や管理者の承認を経てから発注・印刷 | 不正発注の防止、内容チェック |
| 監査ログ | 誰がいつ何を操作したか記録 | 不正の抑止・追跡 |
| データの適時削除 | 退職者・不要データの定期的な削除 | 保有する個人情報の最小化 |
これらの対策を手作業で実現するのは現実的ではありません。メールやExcelでの発注では、アクセス制御も監査ログもほぼ不可能です。セキュリティを確保するには、対策が組み込まれた名刺発注システムを利用することが最も効率的です。
マイ名刺bizのセキュリティ体制

マイ名刺bizは、法人の名刺発注に求められるセキュリティ要件を標準で備えたクラウド型サービスです。
クラウド上での安全なデータ管理
名刺データはクラウドサーバー上で安全に管理されます。Excelファイルをメールでやり取りする必要がなく、USBメモリによるデータの持ち出しも不要です。データはサーバー上に一元管理され、ローカルPCにファイルが散在するリスクを排除します。
権限設定とアクセス制御
管理者と一般ユーザーの2段階のシンプルな権限管理により、名刺データへのアクセスを必要な範囲に制限できます。
SSL暗号化通信
すべての通信はSSL/TLSで暗号化されています。名刺データの送受信において、第三者による盗聴やデータの改ざんを防止します。
承認フローで不正発注を防止
名刺の発注前に上長や事務局の承認を必須にできます。内容の確認と不正発注の防止を同時に実現します。承認フローの詳細は「名刺発注システム比較」でも解説しています。
名刺発注のセキュリティチェックリスト
自社の名刺発注プロセスが安全かどうか、以下のチェックリストで確認してみましょう。
| チェック項目 | 現状 |
|---|---|
| 名刺データをメール添付で送付していないか | □ はい / □ いいえ |
| Excelファイルにパスワードを設定しているか | □ はい / □ いいえ |
| 名刺データへのアクセス権限を管理しているか | □ はい / □ いいえ |
| 退職者の名刺データを適切に削除しているか | □ はい / □ いいえ |
| 発注時に承認プロセスが設けられているか | □ はい / □ いいえ |
| 印刷会社との通信は暗号化されているか | □ はい / □ いいえ |
1つでも「いいえ」がある場合は、名刺発注プロセスにセキュリティ上の改善余地があります。クラウド型の名刺発注システムを導入することで、これらの課題を一括で解決できます。導入の進め方は「名刺発注システムの導入ステップ」で解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q. クラウドに名刺データを預けるのは逆にリスクではないですか?
自社のPCやExcelファイルで管理するよりも、セキュリティ対策が施されたクラウドサービスの方が安全性は高いケースがほとんどです。クラウドサービスでは、暗号化・アクセス制御・バックアップなどのセキュリティ対策が標準で提供されるため、自社で同等の対策を構築するよりも効率的です。
Q. 名刺データの漏えいが起きた場合、どのような法的リスクがありますか?
個人情報保護法に基づき、個人情報保護委員会への報告義務と本人への通知義務が生じます。また、企業の信用失墜に加え、損害賠償請求を受けるリスクもあります。漏えいの規模によっては行政処分の対象になることもあるため、事前の対策が極めて重要です。
Q. 小規模な企業でもセキュリティ対策は必要ですか?
従業員数に関わらず、個人情報を取り扱う以上はセキュリティ対策が必要です。むしろ小規模企業は専任のIT担当者がいないケースも多く、クラウド型サービスを活用してセキュリティ対策を外部に委ねる方が合理的です。マイ名刺bizは初期費用・月額基本料0円で利用できるため、規模を問わず導入いただけます。詳しくは料金ページをご確認ください。
Q. 既存の印刷会社から切り替える際、データ移行は安全に行えますか?
マイ名刺bizでは、事務局がデータ移行をサポートします。移行元のデータ削除確認も含め、セキュリティを確保した上で移行を進められます。
まとめ
名刺発注データは、全従業員の氏名・電話番号・メールアドレスなどを含む機密情報です。メール添付のExcel管理やUSBメモリでのデータ受け渡しは、情報漏えいのリスクが高く、早急な改善が求められます。
安全な名刺発注を実現するには、アクセス制御・通信暗号化・承認フロー・監査ログが組み込まれたシステムの導入が最も効果的です。マイ名刺bizなら、これらのセキュリティ対策を標準で備えた環境で、安心して名刺発注を行えます。
まずは資料ダウンロードで、セキュリティ体制の詳細をご確認ください。すぐに導入を始めたい方はお申し込みページからお手続きいただけます。
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